前回の記事→「認知症って?その②」
③認知症の介護
今回は、認知症の介護について、「さいたま市認知症支援ガイドブック」を基にお話ししていきたいと思います。
認知症になると、「あれを忘れた」「これが出来ない」と困った症状ばかりに目がいってしまいます。
しかし、その人の変わらぬ本質を見つめ、自尊心を傷つけることのない支援をすることが大切です。
認知症について理解することで、ちょっとした工夫や配慮が出来るようになります。
《図、さいたま市認知症支援ガイドブック7ページ》
徘徊や妄想などは、時に命の危険を伴い、緊急に止めなければならない場合もあります。
ですが、徘徊であれば
・徘徊ルートを把握する
・衣服の裏などに連絡先を書く
・さいたま市徘徊見守りネットワークへ事前登録
妄想は
・怒ったり否定したりせず、不安に耳を傾ける
・不安にならない分かりやすい環境を作る
などの対応ができます。
エスコートベアのお客様にも、様々な症状の認知症の方がいらっしゃいます。対応の仕方は、同じものは1つとしてありません。
安心した時間を過ごせるよう、ご家族や施設の職員の方々、スタッフ全体で情報を集め、より良い対応を心がけています。
難しい症状も、ご家族で抱え込まず、お近くのシニアサポートセンターや、かかりつけ医、ケアマネジャーさんに相談してみましょう!