手を取り合って、こころをケア。
2017.02.10
今回は70歳の女性の方で認知症の方のお話です。
ご家族の方より、「自分は夜仕事で家を出てしまい叔母を見ることが出来ないため、見守りをお願い出来ないか?」というご依頼をいただきました。
見守りに入ることになった日、自宅に伺い様子を見ると、そわそわしたり、家の中を徘徊したりと、ご本人様の状態はあまり良くない様子でした。
その後も幻聴が始まりご本人様がとても何かに怯えている表情をしていた為、私たちはご本人様の手を握り側に付き添っておりました。しばらくするとスタッフの目を見て「お願いだからこの手を離さないでね」と涙ながらにおっしゃられてました。その様子からご本人様がとても苦しんでいる事がわかりました。
ご家族の方が帰宅される頃にはご本人様も落ちついてきて、その日の見守りは終了となりました。
後日、ご家族の方から連絡があり「先日はとても助かりました 。ありがとうございました」というお言葉を頂きました。
こころの病気は目に見えない病気ですので、お客様への対応も異なります。
しかし私たちエスコートべアには看護師等、病院経験者もおりますため、その様な精神的な症状を抱えて苦しんでいる方にも心から寄り添って対応させていただきます。