エスコートベアがサポートする認知症の方の事例です。
ご主人を亡くされ、お一人で生活しながら、デイサービスやホームヘルパーさんを利用しされている80代の女性。
エスコートベアでは、日用品の買い物のための外出や、見守りをしています。
日常会話はできるのですが、ややもすると、同じエピソードを繰り返し話されます。
「何回も同じ話をしてますよ」「さっきも聞きましたよ」 その対応は正しいでしょうか。
新しい記憶を留める事はできなくても、「嫌な事を言われた」という感情だけはしっかり残るのが認知症の特徴です。
そうすると、「あの人は嫌だから、もう会いたいくない」「あそこに行くと怒られるから行かない」などと一緒にお買い物をしているとポツポツと話されます。
エスコートベアがその方と過ごす時間は限られていますが、生活歴や家族歴など、じっくりとお話しを聴くと、繰り返されるエピソードの本質が見えてきます。
思い込んでしまった出来事も、すぐに否定せず受容しながら聴くことで、原因が分かってきます。
認知症の方に余裕をもって対応するためには、まず行動や言動を見守ることが大切であると日々の関わりからも感じます。
お困りごとや心配ごとがありましたら、エスコートベアも相談の窓口として、ご利用ください。