今回は、定期的に整形外科の受診付き添いをしている70代女性の方が、皮膚科を受診した時の話になります。
以前から足の親指が巻き爪で痛いとおっしゃっていたので、何度も皮膚科受診を勧めてきたのですが、「いや大丈夫だからいい」と、いい皮膚科への受診を拒んでおられました。
しかし徐々に痛みが強くなってきて夜も眠れないぐらいになってきた事や、この方が暮らしている高齢者住宅のスタッフの勧めもあり、今回皮膚科受診をすることになりました。
詳しく話を聞いてみると、以前反対の足が巻き爪になった事もあり、その時に病院での処置で大変痛い思いをしたようで、その痛みはもう味わいたくないから今のまま我慢していようと思っていたとのことでした。
そのため今回は、処置の際に不安にならないようにエスコートベアスタッフが側にいて、手を握りしめてあげ本人の気持ちを落ち着かせてあげる事にしました。
その結果、ご本人さまは安心して処置を受けられ、無事に終えることが出来ました。
その後、日頃のケアの仕方等を医師や看護師のかたにも聞き、高齢者住宅のスタッフさんに伝えてあげる事にしました。
日頃のケアをしっかりやっていればまた切るような痛い思いをしなくて済むという事をご本人にも伝えてあげました。
ご本人様ももう痛い思いはしたくないのでこれからはしっかり日頃のケアもしていくと、約束してくれました。
このように、ご本人の気持ちをしっかり聞きその場の不安軽減をしてあげる事だけでなく、今後も病院に行ったら痛い思いをしてしまうのではないかという思いから我慢してしまわないように日頃のケアにも重点を置きエスコートベアはサポートさせていただきます。