「おかげで前向きになれたよ」、ほんの少しの後押し。
2017.05.20
今回は病院からのご依頼です。
施設見学に行きたい人がいるので、付き添いをしてほしいとのお話をいただきました。
その方は、80代で一人暮らしをしている男性です。
脳梗塞により片麻痺になってしまったため自宅では十分な生活が出来なくなってしまい、施設を探すことになったようでした。
当然、今まで施設に入った事もなければ見に行った事もありません。行きの道中でも、「施設に入る」という決心はしていたものの、不安が残っている様子でした。
病院から施設に対しての説明を事前に受けてはいるものの、いざ実際に見てみたりその場で聞いてみたりすると感覚が変わってくるものです。
まだ施設入所に対して不安や迷いがあるためか、説明をしてくれる施設の人にもそっけない態度を取っていたご本人さま。そんなご本人さまの代わりに、エスコートベアスタッフは、施設に入った後でできる事、出来ないことを施設の人に質問し、整理してあげる事にしました。
その結果、無事ご本人様も納得出来たご様子でした。帰りの道中では、行きとは打って変わって雑談をしながら明るい表情が見られました。
病院に着きご本人様をベッドまで送り届け帰ろうとした際に「今日はありがとう。一緒に来てくれたお陰で不安な気持ちが取れて施設に入るのに少し前向きになれたよ」と、言っていただきました。
このようにエスコートベアは本人が伝えたくても伝えられないような事を代わりに伝えたり、ご本人さまとの間に立って今後もエスコートさせていただきます。