介護保険の厳しい現実、心のゆとりがもてるケアを。
2016.06.27
介護保険を適用して、デイケアやヘルパーさんに介護を依頼されているご家庭もいらっしゃるかと思います。お仕事をされていると、なおのことデイケアなどでご家族のお世話を手伝ってもらいたいと思っていらっしゃる方が多いと思います。
ですがそんな介護保険も、なかなか適用の範囲が難しいのが現実です。介護に必要なスペースや導線が確保されていないとヘルパーさんではお世話ができなかったり、お世話に来てもらえる時間がきっちり決められていてなかなか融通がきかなかったりと、日々の突然の出来事には対応が難しいケースが非常に多いのです。
お仕事で残業があったり付き合いで飲み会に参加しようにも、時間が来てしまうとヘルパーさんは帰らなくてはいけないのでご家族のお世話ができる方がいらっしゃらない。
せっかくお世話をお願いしても、自分の時間がもてず介護疲れになってしまわれる方もたくさいらっしゃいます。
先日も「久しぶりに友達とあそびにいきたい」というお客様からご家族のお世話をご依頼いただきました。ひさしぶりに夜遅くまでお友達と羽を伸ばされたお客様の笑顔に、ただ身の回りのお世話をするだけではなく、ご家族の事情や気持ちに寄り添うケアをしていくことが大事なのだとあらためて実感した一日でした。